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イブラヒムおじさんとコーランの花たち
第三弾。

「イブラヒムおじさんとコーランの花たち」

監督:フランソワ・デュペイロン
出演:オマー・シャリフピエール・ブーランジェ
物語:1960年代のパリ。下町にあるユダヤ人街で、母親が家出した後
父親と二人暮らす少年。誕生日に16歳と偽り、街角に立つ娼婦を買って大人の
仲間入りを果たす、ちょっと背伸びしたいお年頃の彼。
父親は、母が連れて行ったという兄と彼を比べては、弟の出来の悪さを
嘆く日々。少年は、そんな日々に鬱憤を抱えつつ、次々に娼婦を買い、
また近所の”アラブ人の店”で買い物しながら万引きを繰り返す。
ある日、その店でまた万引きをした少年は、店主の老人に声をかけられる。
だがその店主は、「盗むのなら他の店ではなくうちの店でだけにしろ」と
諭す。そのときから、少年と店主の、祖父と孫のような交流が始まる。
だがある日、少年の父が失業し、絶望した父は全財産を少年に残し失踪する。
途方に暮れた少年に、老人は「一緒に旅に出よう」と誘い、
故郷のトルコの村へと旅立つ…果たして旅の終わりには何が待っているのか。

読書「アラビアのロレンス」「ドクトル・ジバゴ」の名優オマー・シャリフ主演の本作。
”祖父母と子供”という、私の涙腺刺激ポイントを付くテーマだったので
泣く気満々で見ました。
フランスっぽく(?)男の子がとってもおませでちょっとびっくりしましたが、
父の代わりに家事をこなしてしっかり生活しているようでも、
父の不在や自分を捨てて出て行った母の存在に
動揺し混乱する様に子供らしさを感じました。
そんな少年を絶えず暖かい眼で見守り、助け、しまいには養子にしてしまうほどの
愛情を注ぐイブラヒムおじさん。
人生ではお金ではなく心の豊かさが大事と説くようなおじさんの心意気ですが、
やはり異国の地に孤独な生活では、寂しかったのでしょうか…
しかし、人生あせらずゆっくり生きることが大切と語るおじさんの言葉に
説得力を感じました。急いでも良いことあるとは限りませんもんね。
おじさんの一生は、きっと幸せなものだったのでしょう。

さて、少年とおじさんは、パリからトルコの片田舎まで、真っ赤な車で旅をしますが、
その旅の様子がギリシャとイスタンブール以外描かれないのがちょっと残念でした。
全編見終わって、ジーンとは来ましたが涙が出るには至らず。
しかし、その後に見た劇場版予告の、おじさんの笑顔のアップで思わず号泣。
その顔に、おじさんの一生が現れていた気がしたのでした。
しみじみとした佳作です。
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映画『イブラヒムおじさんとコーランの花たち』
原題:Monsieur Ibrahim et les Fleurs du Coran 12月wowow特集"ミニシアター系"のひとつ。不遇の少年と気のいい近所のおじさんとの、ちょっと不思議で優しくて淡々とした物語・・・。 舞台は1960年代初頭のパリ、モモ(ピエール・ブーランジ
| 茸茶の想い ∞ 〜祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり〜 | 2005/12/10 7:37 PM |